本シリーズでは Power BI を使って、予算と実績の管理を効率化する方法を段階的に学びます。
第1回目の今回は「単月ごとの予算と実績の可視化」について、Power BIの操作画面を見ながら解説します。初心者でも迷わず進められる内容となっていますので、是非ご一読ください!
※2026年8月現在のPower BI Desktop画面に合わせて、操作手順・画像を更新しました。
- Power BIへ データを入力 する方法を理解する
- Power Queryでの データ整形の基本 を学ぶ
- Power BIで予算と実績をグラフ化し、視覚的に比較 する

課長からの指示(仮想ケース)
ある日、課長からこんな指示を受けました。

DX推進の一環として、今年度から予算管理会議で使うデータを一元管理して見える化する方針となったんだ。手始めに、管理するデータをPower BIで可視化してほしい。予算と実績を単月ごとに比較できるグラフを作ってみてくれる?
Excelを使い慣れた方なら、「Excelでやった方が早いのでは?」と思うかもしれません。
しかし、Power BIを使うことでデータを更新した際もボタン一つでダッシュボードを更新できるため、業務の効率化につながります。スキルアップの良い機会にもなるので、早速取り掛かってみましょう!
データセット
課長からメールで受領した予実データはこちらの表です。ファイルの添付はなく、メールに直接貼り付けられていました。
| 年月 | 売上予算合計 (千円) | 売上実績合計 (千円) |
|---|---|---|
| 2024-04 | 141,700 | 144,500 |
| 2024-05 | 148,700 | 152,500 |
| 2024-06 | 148,300 | 151,900 |
| 2024-07 | 156,600 | 160,300 |
| 2024-08 | 144,000 | 147,000 |
| 2024-09 | 175,000 | 148,200 |
| 2024-10 | 192,000 | 159,600 |
| 2024-11 | 183,000 | 163,100 |
| 2024-12 | 141,000 | 149,300 |
| 2025-01 | 149,000 | 151,800 |
| 2025-02 | 195,000 | 145,200 |
| 2025-03 | 164,000 | 150,200 |
Power BIへデータを取り込む
今回は、データを直接入力します。
Power BIを立ち上げ、メールのデータセットを取り込んでいきます。
Excelファイルを読み込みたい場合は👉こちらもチェック
【Power BI 入門編】事業別の売上分析をしてみようPower BIで事業別の予算と実績を比較!アンピボットやクエリのマージ、スモールマルチプルの使い方を実践形式でわかりやすく解説します。
- 「ホーム」タブ → 「データの入力」 をクリック
- 「テーブルの取得(Power Query)」が開いたら、
メールのデータをコピー&ペースト - 「名前」を 売上データ と設定し、「次へ」をクリック
- 「Power Query エディター」が開き、
売上データ が「クエリ」に追加されたことを確認。

Power Queryでデータを整形
グラフ作成(視覚化)の前に、取り込んだデータを Power Query エディター 上で整形します。
- 「変換」タブ内の「1行目をヘッダーとして使用」をクリック
- 年月 や 売上予算合計(千円) などの項目名が列のヘッダー名として設定されたことを確認
- 右上「×」をクリックしPower Query エディターを閉じる
→「今すぐ変更を適用しますか?」
→ 「はい」 を選択
整形が完了したら、元の画面で 売上データ が正しく読み込まれていることを確認してください。

Power BIの「テーブル」でデータを確認
データが正しく取り込まれたかを確認します。
- 「視覚化」タブの「テーブル」を選択
- 「列」 へ 年月 , 売上予算合計(千円) , 売上実績合計(千円) を ドラッグ&ドロップ
- テーブル上のデータ と メールのデータ が一致しているか確認

Power BIでグラフ化
Power BIの強みを活かして、予算と実績を一目で把握できるグラフを作成します。
「視覚化」 タブ内の操作をおこないます
- 「折れ線グラフおよび集合縦棒グラフ」 を選択
- 「X軸」 に 年月 をドラッグ&ドロップ(自動生成される 四半期 や 日 は削除)
- 「列のY軸」 に 売上実績合計 をドラッグ&ドロップ
- 「線のY軸」 に 売上予算合計 をドラッグ&ドロップ
- グラフ化されたが、年単位の合計となっているため、月ごとに分割する。
👉「階層内で1レベル下をすべて展開します」と表示されるボタンを押す。 - 月単位の実績および予算を表すグラフができたことを確認する。

タイトルや軸の名前の変更や、色の調整など見やすく整えグラフを完成させる。

まとめ
今回、Power BIを使って単月ごとの予算と実績をグラフ化しました。データを視覚的に整理し、予算と実績の差異を一目で把握できるようになりました。

なるほど、見やすくグラフ化できたね。
でも、これだけだとPower BIのメリットは感じにくいなぁ。これって、年度を通した累積額の表示もできる?
ということで、次回は
に挑戦します。
売上の進捗を一目で把握できる 累積グラフ を作成し、会議での意思決定をサポートします。お楽しみに!







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